バックリーが語るインデックス運用:「この投資がより浸透することを望んでいます」

23 February 2018 | その他

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レベッカ・カッツ(モデレーター): インデックス運用について、少し話を伺わせてください。当然ながら、低コストという利点については色々な場所で話されてきましたが、インデックス運用が盛んになるに伴ってネガティブな影響を引き起こす可能性があるか、少しでも懸念される点はあるでしょうか? つまり、インデックス・ファンドや、ほとんどがインデックス投資となるETF、それらに対し、とてつもない額のキャッシュフローが見られます。このような多額の資金流入に際し、何か問題があるでしょうか?


ティム・バックリー(バンガードの最高経営責任者): 私はむしろインデックス運用を阻害しようとする人のことを、もっと懸念しています。インデックス運用で利益を得られる人はもっといるはずですから。

ところが、インデックス運用が資本主義や資本主義市場の機能を破壊しているとする記事がたくさん報道されています。そういった研究、報告書、主張の多くは、アクティブ運用の管理費を取れなくなり、取引手数料の収入を失った人から出されたものです。なので、その情報源を見てこう考えるといいかもしれません。「これについて不満を言うなんておかしなことだ。前にも話したように、手数料を下げるべきじゃないのか。そうすれば、インデックス運用にも太刀打ちしやすくなるのに」と。

この人たちが言おうとしているのは、つまりこういうことです。「おい、インデックス運用が資本主義市場を妨害してるぞ」と。

インデックス運用は、ミューチュアルファンド資産の35%を占めています。そして、株式市場全体では、インデックス運用による取引は全体の取引のたったの5%しか占めていません。しかし、インデックスファンドが資本配分と価格発見を妨害していると不満を述べる人がいるのです。市場の95%を占める取引は、アクティブ運用によるものなのですが。

現在、価格発見の余地は充分あります。価格発見を阻害し始めるまで、まだ長い道のりです。なので、インデックス運用がマルクス主義に次ぐ資本主義の破壊だというのなら、その根拠となるような研究報告を見たいものです。私たちは、インデックス運用は投資家にとってとてもいい方法だと考えていますし、より多くの人が、この方法で投資するといいと思っています。

レベッカ・カッツ: 世界的に見ても、そうですね。世界的にも新しい投資方法です。

ティム・バックリー: そのとおり、世界規模で見ても新しい、良い投資方法です。




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