バンガードCEOからのメッセージ:不確実な時期を乗り切るには

10 April 2020 | マーケット・経済

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バンガードCEOであるティム・バックリーが、この嵐の時期を乗り切り、ポートフォリオをさらに成長させるヒントをお伝えします。


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日本語訳

ティム・バックリー:まさに未曽有の事態です。私たちは、不確実な情勢から生じる不安、ストレス、そして世界的な健康危機と感染症対策による経済活動の閉鎖という課題に直面しています。

今回の経済的減速は、構造的な問題によるものではないものの、これがどれくらい続くかは、はっきりとは分かりません。新型コロナウイルス問題が沈静化し、社会がある程度、正常化するのがいつ頃なのか、疫学者ですら明言することができないのです。

その間にも失業率は大幅な上昇を見せており、さまざまな経済指標は今後、悪化していくでしょう。失業率が2桁台になる可能性もあります。米国のGDPは大きく落ち込み、第2四半期には20%以上のマイナス成長も否定できません。

しかし過剰に反応し、取引のタイミングを見計らおうとしないでください。市場は将来を見据えており、多くの情報はすでに株価に織り込み済みです。確かに、経済の低迷がさらに長引けば、株式市場も悪化する可能性があります。しかし、株式市場が大きく反発するのは、経済指標が上向くはるか前であることを認識しておきましょう。よほど幸運でもない限り、市場のタイミングを見計らって、うまく取引することは不可能です。また、市場が大きく反発したときのチャンスも逃したくないはずです。

暗いニュースや市場の大きなボラティリティが、心に重くのしかかっていることと思います。そこで以下に、この嵐の時期を乗り切り、ポートフォリオをさらに成長させるヒントをいくつかご紹介します。

  • まずは深呼吸し、冷静に。今はポートフォリオを大きく組み替える時期ではありません。株式から現金へ比重を移したいという誘惑にかられるかもしれませんが、タイミングよく株式を買い戻すことは難しく、市場が反発しても、大抵そのチャンスを逃してしまいます。現在の資産配分を守るようにしましょう。
  • もしリスクを許容できるなら、定期的に株式へのリバランスを行います。長期的に見た場合、株式の期待リターンは世界金融危機以来のレベルにあり、今後10年間で債券や現金を上回るでしょう。
  • 支出を抑制します。ポートフォリオを崩して、大きな買い物をするのは避けましょう。機会費用が高くなり過ぎます。これによって損失を抱え込み、この嵐の後、ポートフォリオが成長する機会を見逃しかねません。これは退職金制度からの借入にも当てはまります。総じて今は、予算の規律をしっかり守っていくことが重要です。もちろん必要に応じて手元資金を増やすのもいいでしょう。
  • そして、雑音は無視してください。新型コロナウイルスやその影響に関する日々のニュースを避けることは困難です。しかし、それに溺れないでください。株式市場下落のニュースを聞くたびに、自分のポートフォリオを確認するのはやめましょう。ご自身の健康と安全を第一に考えてください。

これらのことを自分1人で実践する必要はありません。私たちバンガードがサポートします。バンガードのウェブサイトでは、市場についての新しい分析や最新のアドバイスをご覧いただけます。

皆さまの信頼とご協力に心より感謝いたします。どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

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ご留意事項

  • すべての投資にはリスクが伴い、投資元金を割り込む可能性があります。
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  • バンガードETFにおける受益証券の設定または交換は、通常数百万ドル単位のクリエーション・ユニット(原資産バスケットおよび現金)の引き渡しによってのみ行われます。投資家は、流通市場においてバンガードETFの受益証券の売買を行い、証券取引口座にこれらの受益証券を保有しなければなりません。その際、投資家は仲介手数料を課されます。また、ETF購入の際には基準価額を上回る金額を支払い、あるいは売却時には基準価額を下回る金額を受け取る可能性があります。
  • 債券ファンドへの投資は金利、信用、およびインフレリスクを伴います。
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  • 株式や債券への投資は、カントリー・リスク、地域リスク、通貨リスクなどのリスクを伴います。新興国市場を基盤とする企業の株式は、国と地域の政治リスク、経済リスク、為替変動リスクを伴います。これらのリスクは特に新興国市場で高くなります

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