“自分をコントロールする”ための6つの対処法

12 June 2020 | 行動ファイナンス

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人間の脳は、コントロールできている感覚を強く好むことが、科学的研究によって明らかにされています。人は、問題が発生する兆しがあると、自分と自分の大切な人を守る行動を取るようにできているのです。

ですから、市場のボラティリティが上昇すると、コントロールできている状態を維持し投資利益を守るために、何かを(あるいは、できることは何でも)「する」ことが必要だと感じるのは、人間として自然なことと言えます。不安になったり、心配になったりするかもしれませんが、大丈夫です。それは、あなただけではありません。

確かに、先行き不透明な時期に行動を起こすことで、その後の状況に、より自信が持てるようになるかもしれません。しかし、ポートフォリオを変える必要があると思っても、長期的な投資目標を台無しにするような行動は取らないようにしましょう。

大局を見失うことなく、状況をコントロールできていると感じるための方法を以下にご紹介します。

試算する

何かしなければいけないと感じたら、まずは試算をしましょう。数字は物事を理性的に判断する材料となり、不安な気持ちが収まることがあります。例えば、市場がポートフォリオに与えている影響を分析し、リスク許容度に基づく期待値と比較します。あるいは、目標と現在の資産構成を比較し、5ポイント以上乖離していればリバランスするのも良いでしょう。

行動を言葉にする

ご自身の投資戦略を「航路を守る」「何もしない」と表現すると、自分が十分な行動を取っていないように感じるかもしれません。代わりに「投資を引き揚げる衝動と戦っている」、あるいは「ポートフォリオにリバウンドのチャンスを与えている」と考えてみてください。ご自身の資産構成が市場の変動を切り抜けられると信じることで、精神的に強くなれます。自分に自信を持ちましょう。

他者と共有する

あなたの行動計画を誰かと共有しましょう。バンガードのウェブサイトTwitterにもヒントがあります。あなたがやっているのと同じことを支持し、同じ行動をしている人がいると分かれば、自分の選択に自信が持てるようになります。疑問を持つ他の人を助けることも、自信を高めることにつながります。

過去を振り返る

これまで、市場が下落した後は必ず反発してきました。市場がいつ、どの程度反発するかは分かりませんが、今より良くなると信じるだけの十分な根拠はあります。

コントロールできることを考える

現在、退職後に備えて貯蓄している方は、(退職の時期が念頭にあれば)貯蓄する金額と期間をコントロールすることができます。また、すでに退職されている方は、市場下落時にポートフォリオから取り崩す資産の割合を調整することが可能です。

お金の使い方も自分でコントロールすることができます。もちろん、割引クーポンを利用し、ノーブランドの商品に切り替え、午後のコーヒーをやめるといったことを同時に実行するのは、現実的とは言えません。1つずつ項目を変えながら支出を抑えてみて、ご自身にとって実行しやすいことを探すと良いでしょう。

ポートフォリオはお客様のものであり、資産構成を決めるのもご自身です。バンガードでは、市場の動きに反応して資産構成を変更することは推奨していません。もし変更するのであれば、ポートフォリオのごく一部だけにしましょう。例としては、株式ファンドで得た投資収益で、債券ファンドを購入する、またはポートフォリオ全体ではなく、1つの口座の資産構成のみを変更するなどが挙げられます。

助けを借りる

皆さまはバンガードの投資家コミュニティの一員です。この不確実な時期を乗り切るために、ぜひバンガードを利用してください。制御不能だと感じられる状況下でも、投資のプロを信じることで、規律がもたらされ、皆さまの不安が軽減されるはずです。


 

ご留意事項

  • すべての投資にはリスクが伴い、投資元金を割り込む可能性があります。
  • バンガードのファンドについて詳しくお知りになりたい場合はvanguardjapan.co.jpをご覧ください。ファンドの投資目的、リスク、費用、経費、およびその他の重要な情報は、目論見書に記載されています。投資前によくお読みになり、ご検討ください。
  • バンガードETFにおける受益証券の設定または交換は、通常数百万ドル単位のクリエーション・ユニット(原資産バスケットおよび現金)の引き渡しによってのみ行われます。投資家は、流通市場においてバンガードETFの受益証券の売買を行い、証券取引口座にこれらの受益証券を保有しなければなりません。その際、投資家は仲介手数料を課されます。また、ETF購入の際には基準価額を上回る金額を支払い、あるいは売却時には基準価額を下回る金額を受け取る可能性があります。
  • 債券ファンドへの投資は金利、信用、およびインフレリスクを伴います。
  • 株式や債券への投資は、カントリー・リスク、地域リスク、通貨リスクなどのリスクを伴います。新興国市場を基盤とする企業の株式は、国と地域の政治リスク、経済リスク、為替変動リスクを伴います。これらのリスクは特に新興国市場で高くなります。

バンガード・マーケティング・コーポレーション、バンガード・ファンドの販売会社

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