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バートン・マルキールセミナーを2009年5月17日(日)に開催いたします。
今回の"投資のコラム"では2007年7月にマネックスメールに掲載された、マルキール教授へのインタビューを2回に分けてご紹介いたします。尚、肩書や数字データは掲載当時のものとなります。
大統領経済諮問委員会の元メンバーで、バンガードの社外役員も務めていたバートン・マルキール教授は、現在はプリンストン大学の経済学部教授です。彼の著書「ウォール街のランダム・ウォーカー」は100万部以上のベストセラーとなり、今年の初めには第9版が発刊されています。
マルキール教授はこれまでの35年間、流行(はやり)の投資理論を否定してきました。彼は「実際には長期的に市場に勝てる投資戦略というものはほとんど存在しない。何が良い戦略だったのかは結局後になって初めてわかるものだ。」ということをずっと主張してきました。マルキール氏はその著書の中で、インデックス・ファンドを購入すること、頻繁に売買を繰り返さないこと、そして定期的にリバランスすることが投資の成功の秘訣だと言っています。
教授は著書の中で過去の間違った投資ブームについて述べておられますが、その中で印象的なものをいくつか紹介してもらえますか?
マルキール教授:16世紀のオランダの話ですが、お金持ちの間でチューリップがブームになったのです。色と縦模様にいくつも種類があるチューリップの球根を彼らは好み、こぞって求めたため、その値段は大きく上昇し始めました。その後、人々は球根を買うことがリッチになるための有効な手段であるかのような錯覚に陥り、あるチューリップの球根が貴族の城と同じ値段で売られるようなばかげた状況に国民すべてが巻き込まれてしまったのです。しかしそんな状況も長くは続きませんでした。チューリップの球根は突然暴落、何の価値もなくなり、最後には道端に転がっているシロモノに成り果てたのです。
これと似たようなことが90年代後半に米国でも起こりました。いわゆるITバブルというものです。「持っていたIT株が何倍にも跳ね上がって大儲けしたよ」当時、誰かがこう話しているのを聞いたことがあるかもしれませんが、結局そのバブルははじけ、時価総額にしておよそ7兆ドルが消えてしまったのです。
これらの過去の経験は私たちが投資を考える上でとても重要な教訓となります。私たちはその時々の流行の投資理論に乗らないことで、むしろ市場平均以上のパフォーマンスが得られる可能性があることに気づくべきなのです。